FFFTPの更新で「スマートカード挿入」が表示された場合の対応
FFFTPがバージョンアップされ、あらたに接続しようとしたところWindowsセキュリティで「スマートカードデバイスの選択」「スマートカードを挿入」の画面が出てきました。
いろいろと検索したのですが的を得たものがなかったので、専門外ながらコメントさせていただきます。
FFFTPバージョンアップと接続不能
FFFTPはFTPクライアントソフトウェアですが、Webの専門家でない私はいろいろな入門書やレンタルサーバーのマニュアルでもFFFTPを使ってのアップロードが出ています。
最近(2020年12月)にアップロードをするときにVer4.8への更新を求められたので、更新をしたところ、それまでと同じようにホスト一覧が表示されたので、安心して「接続」をしたところ、Windowsセキュリティで「スマートカードデバイスの選択」「スマートカードを挿入」の画面が出てきました。
そもそもなんでこの画面が出てくるのか理解できず、立ててづけに「キャンセル」を繰り返したところ「ファイルの取得に失敗しました」となりました。
まったくダメ元で別の用途で使うICカードを挿入しましたがやはりダメでした。
Windowsセキュリティからの要求ということで、「Windows10 Version 20H2と関係があるのか?」「セキュリティソフトのせい?」かなとも思いました。
そこで、私が利用しているサービス(NTTコミュニケーションズの「Bizメール&ウェブビジネス」)のマニュアルを読むことにしました。
このマニュアルは2020年11月26日にアップデートされた最新版でしたが、ファイルのアップロードについてはFFFTPのバージョン1.98dの設定となっています。
設定変更
FFFTPをバージョンアップしてもマスターパスワードは変わらないため(当たり前ですが)、パスワードを入力して「OK」すると、FFFTPが立ち上がり「ホスト一覧」の画面が開きます。
「ホスト一覧」画面の右サイドには「新規ホスト」「新規グループ」「設定変更」「コピー」「削除」がありますが、「設定変更」を選びます。
すると、2段のタブが並び「基本」に当たっています。
下の段は左から「基本」「拡張」「 文字コード」「ダイアルアップ」、上の段は左から「高度」「暗号化」「特殊機能」です。
ポイントは「暗号化」です。
「暗号化」には3行あります。
- 暗号化なしで接続を許可(A)
- FTPS(Explicit)で接続(E)
- FTPS(Implicit)で接続(I)
「FTPS(Explicit)で接続(E)」にチェックが入っていました。
マニュアルでは、「「FTPS(Explicit)で接続(E)」と「FTPS(Implicit)で接続(E)」のチェックを外し「暗号化なしで接続を許可(A)」のみにチェックが入っていることを確認します。」とありました。
そこで、マニュアルどおりに「暗号化なしで接続を許可(A)」のみにチェックを入れてあらためて「接続」をすると、無事ホストと接続することができました。
ご注意
ホスティングサービスを提供する事業者によって異なりうるため、お使いのサービスの事業者のマニュアルで必ずご確認ください!
( おわり )