フザけた受験勉強の方法

基本的に勉強が嫌いで嫌いでしかたない人向けにフザけた受験勉強の方法をご紹介します。

( 1 )勉強しようと選択する意味

いろいろな価値観があるので、どれがよくてどれがよくないとは断定できませんが、人生が一度しかない点や二度と時間は戻ってこない点を重視しますと、やはり、いったん受験しようと選択したのなら早めに合格するにこしたことはないのではないかと思われます。

( 2 )ふたつの実力

「本試験で合格するのに必要な学力を身につける」ことと、「その学力をたった年1回のチャンスで発揮できる実力を身につける」ことの2つです。 前者がポテンシャル、後者がコンディショニングといっていいでしょうか。

( 3 )定番を自己流でやる

いわゆる合格体験記モノを読むと、どの受験予備校の出身であろうと、合格者には定番と呼ばれる参考書や問題集があります。方法論は人それぞれで全然かまわないと思いますが、定番と呼ばれるものはマスターしていなければならないと思います。

( 4 )質より量か、量より質か

「とにかくひたすら新しい問題を解きまくったほうがいいのか」それとも「解いた問題を完璧にしていくほうがいいのか」悩ましい問題です。

両方追求できればいいのですが、そこまで実力が達していない場合には後者を優先したほうがよいと思われます。

( 5 )「試験直前になにができますか?」がすべて

試験は、勉強した期間で合格するわけでもなく、合格したいという熱意で合格するわけでもありません。本試験会場で合格するだけの正答を解答用紙に書き込むことで合格するのです。だとすると、直前にどんな復習ができるかが重要で、そのために今は何をすべきかを計画することが大切です。

( 6 )問題集から始める学習法

名講義なるものを聴いて、感動し、できたつもりになっても、問題用紙に向き合うとパッタリ手が止まり、それが束の間の幻想だったと気づかされることも少なくありません。

だとすれば、テキストを理解してから問題集ではなく、いきなり問題集からはじめましょう。

( 7 )1科目ずつ実力アップ

複数の科目からなる試験の場合、すべての科目で一定のレベルに達する必要がありますが、科目によっては、集中的に時間をかけないとなかなか実力が向上しないものもあります。そこで、数科目を同時並行的にやる予備校や専門学校のカリキュラムにとらわれず、1科目ずつ集中的に勉強してレベルを上げていくのも効率的と思われます。

( 8 )得意科目の落とし穴

得意科目を持っていることは有利であることには間違いないですが、「得意科目で点を稼ぐ」と得意科目で高得点を狙いすぎるのは危険です。不得意科目や不得意分野の克服にそのエネルギーを注ぎましょう。

( 9 )直前期の予想問題ゲット

予備校や専門学校では、本試験の直前にヤマ当てというか予測問題を多数作ります。たしかに、その直後の本試験でいくつかは的中している・・・かもしれません。

ただ、その他のものについても、「ひょっとしたら来年も出るかもしれない」わけです。これを活かさない手はありません。